出産・子育

【育児ノイローゼ】授乳拒否から完母になるまで

サムネ_授乳拒否で育児ノイローゼに。完全拒否から完母になるまで

こんにちは。きのです。

今回は長男の時にものすごく苦戦した授乳についての話をしたいと思います。

直母を拒否し哺乳瓶での授乳を好む「乳頭混乱」という現象に陥った息子と直母を諦めきれない母の試行錯誤の記録です。

妊娠中

正直出産するまでは母乳育児にこだわりはありませんでした。
母乳で育てられた方が安いし、哺乳瓶を洗ったりしなくていいから楽だよねーと思っていたくらいです。
乳頭マッサージをした方がいいという事は聞いていたのでお風呂に入ったタイミグでなんとなくしていました。

入院中

母乳育児がつまずいた最初のきっかけは産院でした。
私が長男を出産した産院は助産師さんがいません。
また、母乳育児推進といった感じではなく、母乳が足りていなければミルクをどんどん足していくように言われました。

入院中から胸が張りパンパンに張りだします。
姉も母も完母(完全母乳)で子供たちを育てていたので、家系的には出る体質なのかなと思います。

息子は吸い付くのが下手で看護師さんによく相談していました。
ですが、当たりはずれがあり、ちゃんと相談に乗ってくれる人もいましたが、「赤ちゃんってそんなものよ。気分だからね」や「なんでだろうねー」と全く参考にならない人もいました。

今思うと、看護師さんや看護助手の人でもあまり母乳育児も推進していない産院だったので知識のない人達が多かったのかと思います。

胸が張ってくるにつれてどんどんおっぱいを嫌がるようになり、おっぱいに吸い付くまでにかなり時間がかかっていたので授乳がとても大変でした。
とにかく何とかならないかといろいろな看護師さんに相談していました。
その中で一人、舌小帯が短めかもしれないので助産師さんが開いている産院や母乳外来を探してみるといいかもしれないと教えてくれましたがその時はピンと来ていませんでした。

結局そのまま、授乳の度に大苦戦しながらなんとか飲んでもらっている状態のまま退院しました。

退院後の授乳拒否

退院後4日目。突然授乳拒否が始まりました。
今までは泣いていやがっていても抱っこしてあやして落ち着いてから再度挑戦したり、体勢を変えてみたり、根気強くやっていると飲んでくれていました。
それが何をどれだけ時間かけても飲んでくれません。
授乳体制をとったり、おっぱいを目の前にもっていくだけでも全力でのけぞって泣き叫び、拒否します。
そんな状況でも、哺乳瓶に切り替えれば先ほどの拒否が嘘のようにゴクゴクと飲み干します。
最終的に根負けして搾乳した母乳を哺乳瓶であげていました。
それが3日間続きました。

授乳ルーティーンに2~3時間かかる

この時の授乳ルーティーンは

  1. おっぱいマッサージ 5分
  2. 直母(直接母乳をあげること)を試す。激しく泣いてのけぞり全否定。 30~60分
  3. 搾乳していた母乳を温め授乳。 20分
  4. げっぷ、オムツ替え、着替えなど(息子は良く吐き戻すタイプでよくオムツ替えの時におしっこを飛ばすので着替えの頻度は高かったです) 20分 
  5. 寝かしつけ(高感度背中センサー搭載。なかなか寝ない)30分~60分
  6. 哺乳瓶の洗浄、除菌 0~5分(日中は母がしてくれました)
  7. おっぱいマッサージ 5分
  8. 搾乳 10分
  9. 息子が起きて、ぐずるのをあやす

でした。
あっという間に2~3時間ほどたっています。

やっと一通り終わったらもう次の授乳時間なんて事もありました。
残りの時間で、ご飯、シャワー、睡眠、調べものをしていたので完全に睡眠不足でした。
(授乳が上手くいかない理由、吐き戻しの多さ、寝かしつけ、初めての育児で何もかも不安になり時間があれば調べ物をしていました。)


新生児期の母乳育児は泣いたらおっぱいと言われています。
たとえ15分前に授乳していてもおっぱいです。
しかし、産院では3時間に1回と教わっていたので泣いても抱っこしてあやしていました。
今思うと

  1. お腹がすきすぎて泣く
  2. 泣くと舌が上がって吸い付きにくくなる
  3. 上手く吸い付けなくて泣く
  4. 興奮して余計うまく吸い付けない

という負の連鎖が起きていたのだと思います。
私の知識が無かったばっかりに可哀そうなことをしたと思います。

育児ノイローゼになる

睡眠不足の中、赤ちゃんの泣き声を聞いているとどんどん精神的におかしくなっていきました。
息子がのけぞって泣いている時に「なんでそんなに嫌がるの」と一緒に泣き、
ミルクをあげながら、「どうしておっぱいを吸ってくれないの」と泣き、
息子が泣いていてもあやせず、ぼーっと抱っこしたまま。
母が慌てて抱っこしてあやしてくれた事もありました。
息子からこんなにも拒否されるなんて、母親としてダメだ、私の存在価値って何だろうと感じていました。


母乳育児にこだわりはなかったはずなのに、どうしてもおっぱいから飲んで欲しかった。
完ミ(完全ミルク)だっていいじゃない。
夫に代わってもらえるし、預かってもらいやすい。
夜だってぐっすり眠れるし、栄養だってしっかり入ってる。
好きなものを食べたり飲んだりできるし、いいことも沢山ある!
頭では思っていました。
母乳じゃなきゃダメなんてことはないのに、どうしても諦めきれなかったのです。

母乳外来を探して、桶谷式マッサージに出会う

3日目の朝、とうとうもう頑張れないと泣きながら母と話し、母乳外来に頼ることにしました。
調べたところ、桶谷式マッサージが口コミもよく、実家から車で15分ほどのところにあったので朝の営業開始を待ってすぐに電話しました。
電話で状況を説明して、すぐ見てほしいとお願いしたところ、予定を調整すると一度電話を切ってから、すぐに折り返し電話があり、その日のお昼に来て言いと言ってくれました。

後から気づいたのですが、とても人気の先生らしく予定が数週間先までびっちり埋まっています。
電話で泣きながら説明していたので先生も深刻になって予定を調整してくれたようです。

きの

本当にありがたかったです

桶谷式マッサージに通い、10日間で飲めるようになる

息子も一緒に連れていき、相談に乗ってもらいました。
母乳マッサージをしてもらいながら、どんなふうに授乳をしてきたのかを話します。
舌小帯も見てもらいました。

舌小帯に問題はなく、飲めなくなってしまったのは乳頭混乱が起きているからだと知りました。

桶谷式のマッサージは噂通り、全く痛くなく、カチカチだったおっぱいがふわふわになりました。
正しい授乳体制を教えてもらい、試しましたがなかなかくわえてくれません。
先生と一緒に数十分格闘すると吸い付いてくれて、その時は飲んでくれましたが、自宅に帰り一人でするとなかなか飲めません。

1日に1回成功するか、しないかという状態の中で2~3日に1回の頻度で桶谷式マッサージに通いました。

桶谷式で教わったこと

  • 和食中心の食事
  • 哺乳瓶の乳首を母乳相談室に変更
  • 授乳体制(フットボール抱きや縦抱き)
  • スプーンで舌を出す練習
  • 搾乳の仕方

これらに気を付けながら授乳を頑張りました。

色々試した結果、助産師さんの手伝いがあれば成功しますが、自宅だとほぼ失敗が続きます。
1日1回でも飲んでくれていたので、精神的にはまだましにはなっていましたが、里帰り出産から、自宅に帰る日が迫っていました。


自宅からはそこの桶谷式マッサージには通えません。
何とか帰るまでに解決したいと思っていたので、なかなか進まない事に助産師さんも頭を抱えていました

直母で吸えるようになったきっかけと思われる事

舌小帯は短く見えるけれど授乳が困難になるほどの短さではなく、そこが原因ではないと思うが、いろいろ試しても効果が見られないので一度専門の先生に診てもらってはどうかと言われました。もし舌小帯短縮症であれば手術をして切る必要があるので、夫婦でよく話し合ってから決めたいが、もし必要なら紹介状を書いてもらう。
という事になりました。

そんな話をした後、急に息子が直母で吸ってくれるようになったのです!

そこからは吸い付くのに多少時間はかかるものの、毎回母乳を飲んでくれるようになりました。

不思議なものですが、舌を切らなきゃいけないかもしれないと大人たちが真剣に話していたので、このままおっぱいを拒否していたら舌を切られる!やばい!と思って吸ってくれるようになったのかなと思っています。

これが、ほかの人にも参考になるかはわかりませんが、自分1人で頑張っていたら確実に解決できなかったと思います。

その後

授乳が上手く行くようになったことで出てきた問題もあります。

  • 授乳中の乳首が痛い
  • 催乳感覚(オキシトシン反射)により針でチクチク刺されるような痛みが胸全体に走る。
  • 授乳感覚が最長2時間に短くなる。

毎回の授乳が本当に痛くて、歯を食いしばり、悶絶しながら授乳していました。
どうしても浅くくわえてしまい、乳首が切れてしまう事もありました。

催乳感覚とは、赤ちゃんが乳首を吸う事により、ママの脳が「母乳が必要だ」と感じて、母乳をたくさん分泌する時に走る感覚で、針でチクチク刺されるような痛みでした。

授乳ルーティーン

この頃の授乳ルーティーンは

  1. おっぱいマッサージ 5分
  2. 授乳 15~30分
  3. げっぷ、オムツ替え、着替えなど(息子は良く吐き戻すタイプでよくオムツ替えの時におしっこを飛ばすので着替えの頻度は高かったです) 20分 
  4. 寝かしつけ(高感度背中センサー搭載。なかなか寝ない)30分~60分
  5. おっぱいマッサージ 5分
  6. 息子が起きて、ぐずるのをあやす

一通りすると1~2時間します。

搾乳・哺乳瓶が無くなり、授乳時に少し苦戦はしますが、泣き叫ぶことなく吸い付いてくれたのでかなり時間短縮になりました。
しかし、母乳育児は泣いたらおっぱい!という事で、間が空いても2時間だったのであまり自分の時間は取れませんでした。

悪かった事や行動

  • 頑張りすぎてしまった事
  • 産院選びをちゃんとしなかった事
  • 母乳が良く出る食事
  • 授乳体勢や哺乳瓶の吸わせ方

新生児期の精神状態は今思うと完全におかしかったです。
授乳の際のギャン泣きが30~60分。
1日に約8回あったので、4~8時間。
1日4~8時間、赤ちゃんの泣き声を聞いていたらおかしくなるのも当然と今は思います。
なぜそこまで頑張ってしまったのか…意地になってしまっていたのかもしれません。

又、おっぱいが良く出るようにと母乳の分泌を促す食事を沢山食べていました。
それが逆に、母乳の出やすい体質の私には過剰分泌になってしまい、胸が張りすぎて固くなり吸いずらい状態になってしまっていました。

良かった事や行動

  • 助けを求めた
  • 里帰りしていた
  • 夫や母が良く話を聞いてくれた
  • 入院中の母乳外来を進めてくれた看護師さん

授乳拒否について調べてみると、割とよくある事みたいで、飲むようになるまで2~3カ月かかる事も多く、少なくとも1カ月検診まで頑張ると書いてある所が多かったです。
母や夫に相談し、入院中に看護師さんから母乳外来を進められていたこともあり、早くから桶谷式に行ったらどうかとは言われていましたが、「まだ私は頑張れる」としばらく行くのを渋っていました。

初めての子なので外出も怖く、1人で新生児を連れて電車移動なんてできないと思っていました。
精神的に追い詰められていたので、外に出る気力もありませんでした。
幸い、里帰り出産をしていたので、母が助産院まで車を出してくれて連れて行ってくれました。

助産師さんから聞いた話ですが、頑張りすぎてしまった結果、助産院に来るのが遅くなり、母乳育児が出来なくなってしまった人も沢山いるようです。
母乳育児が軌道に乗るまで3カ月と言います。
逆に言うと3カ月を過ぎてしまえば、もう戻れません。
1度減った母乳量は増やせません。
助産院に行くのが早ければ早い方が良く、早い方がもとに戻るのも早いそうです。

精神的におかしくなっていた私は、母から「助産院に行った方がいい」と言われるたびに、
「あなたにはできないんだから」「あなたはダメなんだから」と言われている気がしていました。

そんな事ありません。
周りに助けを求めていいんです。
専門の知識を持った人に教えて貰ったらいいんです。
自分1人で頑張らなくていいんです。

経験した私だからこそ声を大にして言いたいです。

おわりに

赤ちゃんが生まれるまでは、授乳でこんなにも苦戦するとは思っていませんでした。
なぜか当たり前のようにすぐ吸えると思い込んでいました。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを吸うのが下手です。

母乳育児をしたいと思っている人は妊娠中のケアや産院選びから気を付ける必要があると思います。

完ミ(完全ミルク)でも混合でも完母(完全母乳)でも赤ちゃんの成長には影響はありません。
ママがどうしたいかです。
母乳育児がうまくいかない時、抵抗がなければミルクにしたっていいし、どうしても諦めきれなければいろんな人を頼ったらいいと思います。

子供によって克服方法は異なると思いますが、このような例もあるのだと授乳拒否に悩むママの参考になればいいなと思います。

POSTED COMMENT

  1. kapio より:

    読んでいて涙が出そうになりました
    同時に妻への感謝の気持ちを再確認しました
    体験を共有して頂きありがとうございます

    • kosodate2diary より:

      kapioさん、コメントありがとうございます。
      奥様もきっと大変な事があったと思いますが、kapioさんがそう思ってくれているだけでも嬉しいと思います。
      この記事がそのきっかけになったのなら嬉しいです。

      きの

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