出産・子育

【母乳育児のトリセツ】軌道に乗せるのに成功した方法

サムネ_母乳育児のトリセツ

こんにちはきのです。2歳男子、0歳女子の二児のママです。
第2子の出産を機に夫が半年間の育休を取得していて、現在一緒に子育てをしています。

子供達を二人とも完全母乳で育てていますが、長男の時と長女の時で産院が違っています。
母乳育児についても全く違う指導をされ、長男の時は育児ノイローゼになるくらい授乳が大変でした。

サムネ_授乳拒否で育児ノイローゼに。完全拒否から完母になるまで
【育児ノイローゼ】授乳拒否から完母になるまで授乳拒否で悩むママ必見!この記事は、新生児の授乳拒否で辛い思いをした私が、桶谷式に出会い完母になるまで試行錯誤した事を解説しています。一人で悩まなくていいんです!この記事を読めば、授乳拒否を解決するヒントが見つけられます。...

第二子を出産した産院は母乳育児に力を入れていて、事前にyoutubeの助産師hisakoさんの動画で母乳育児の勉強をしていたこともあり、あの時の苦労は何だったんだろうと思うほどあっさりと母乳育児が軌道に乗りました。

これから、母乳育児をするママの参考になればと思い記事にしました。

母乳育児のメリット

よく母乳で育てると栄養価や免疫力が良い、脳の発達がよくなる、授乳はスキンシップになり愛情が~など色々言いますよね。

正直、脳の発達はママが何食べるか次第で、魚をあまり食べないママの母乳よりミルクの方がDHAがふんだんに入っているので、栄養面とともにミルクの方がいいんじゃないかな思います。(※個人の見解です)
スキンシップに関してはミルクでも全く変わらないと思います。

私が思う一番のメリットは楽で安いです。

メリット① 楽

母乳育児が軌道に乗るまでは大変ですが、一度軌道に乗ってしまえば準備に全く時間がかかりません。
泣いたらすぐ抱っこして授乳を始められます。

ミルクだと準備と片付けに多少時間がかかります。
調乳してから適温まで冷まし、授乳が終わったら哺乳瓶を手洗いしてから除菌という工程があるからです。

きの

母乳に慣れてしまうと、めんどくさいです。

メリット② 安い

また、ミルクよりは経済的です。

調べてみたところ、ミルクは月に約1万円かかるそうです。
1歳くらいまでは飲む子が多いと思うので少なくとも12万円は飛んでいく計算です。

母乳はお金がかからないと思っている人も多いと思いますが、 実は意外とかかる費用はあります。

母乳育児の場合の追加費用
  • 授乳クッション
    (肩こりや腱鞘炎などの予防になる)
  • 母乳パット
    (自然と溢れ出てしまう母乳が服に染みないように胸にあてる)
  • 授乳ブラ
    (胸元だけ開いて簡単に授乳ができる)
  • 食費
    (お腹がすくため食費も上がりました)
  • 授乳服or授乳ケープ
    (外出先でもスムーズに授乳しやすい)

少しでも授乳をラクにしてストレスをなくすためには必要経費だとは思いますが、
授乳中という限られた時しか使わない物としてはまぁまぁの出費ではあります。
しかし、ミルクよりは経済的です。

母乳育児のデメリット

完全母乳で育てていると、「いいね~」「楽だね~」と言われる事が多いですが、母乳育児はいいことだけではありません。

睡眠不足

出産後からすぐに赤ちゃんのお世話が始まります。
とくに里帰りや周りの手助けがない方は、ワンオペの24時間体制で赤ちゃんのお世話をします。

母乳は赤ちゃんが欲しがる度におっぱいをあげる、頻回授乳です。
夜中も数回授乳するためママはゆっくり寝られません。
赤ちゃんが寝ている時など、少しでも寝ておきたいですが、2人目など上の子がいる場合、子供と一緒にお昼寝ができない事もあり、夜間授乳がなくなるまでママは睡眠不足な状態が続きます。
少なくとも離乳食が始まり落ち着いてきた半年から1年くらいまではぐっすり眠れないので休みの日にはパパに協力してもらい睡眠時間を確保すると良いです。

赤ちゃんと離れにくい

3時間以上は赤ちゃんと離れられないので、何をするにしても時間的制約があります。
例えば、赤ちゃんを見てもらって一人で外出なんてことはしにくいです。

我が家の赤ちゃんは2ヶ月頃までは哺乳瓶でも飲んでくれていたので外出できていましたが、3ヶ月を過ぎたあたりから哺乳瓶拒否がはじまり、哺乳瓶では飲んでくれなくなりました。
1日1回は、搾乳した母乳やミルクを哺乳瓶であげるようにしないとダメみたいです。

きの

母乳に慣れてしまうと洗ったりが面倒で、手抜きをしていたら
哺乳瓶では飲んでくれなくなりました

精神的ダメージ(軌道に乗っていない時期)

周りの何気ないひとことに傷ついたママも多いかと思います。
スーパーで初めて会ったおばあちゃんに「おっぱいは良く飲むの?」と聞かれることはよくある事です。
私は母乳育児が軌道に乗ってから聞かれてたので大丈夫でしたが、悩んでいた時期に聞かれていたらすごく辛かったと思います。

また、赤ちゃんの飲んだ量が目に見えないことや、すぐに泣き出す赤ちゃんに、母乳が足りているのか不安になることも多いです。

母乳育児の誤解

母乳育児について誤解したままだと、後々大変な事になるので、正しい知識をもって挑みましょう!

誤解① すぐに軌道に乗る!

母乳育児が軌道に乗るまで初産婦さんは約100日
経産婦さんは約1~2ヶ月かかると言われています。

また、次のように考えているかもしれませんが、個人差が激しく想像通りにいかない事も多いです。

  • 出産したらすぐに母乳が出てくる
  • 授乳は毎回きっちり3時間ごと
  • 赤ちゃんはすぐおっぱいを吸える
  • 赤ちゃんは授乳のとき以外は寝ている

母乳がある程度の量出てくるまでには時間がかかりますし、最初は赤ちゃんもおっぱいを飲むのが下手です。

誤解② 母乳育児はいいことだらけ!

私も最初は授乳といえば、ほんわかしてあったかい幸せなイメージでした。
まさか、おっぱいが切れて激痛の中、歯を食いしばって授乳するなんて考えてもいなかったです。

また、ごく少数ですが、体質的に向かない人もいます。

殆どのママは授乳中に分泌されるオキシトシンの影響で幸福感を感じますが、ママの中には授乳中に吐き気を催したり精神的に落ち込んだりする人が居ます。
この現象が不快性射乳反射(ディーマー)と呼ばれています。

D-MER(ディーマー)は生理的な反応なので根本的な解決は難しいとされています。
対策として、気を紛らわすためにスマホやテレビを見たり、水分を取るとよいそうです。
また、疲れや睡眠不足、カフェインを取ったときなどに症状が悪化する事もあるので、その時の症状と、事前にどういう状態だったかを意識して、症状を悪化させるものに気をつけるようにしましょう。

大変だったらお医者さんや母乳外来で相談して、無理せずミルクに切り替えるなどママが笑顔でいられる方を選択してください。

母乳育児が軌道に乗るってどういうこと?

母乳育児が軌道に乗るまで初産婦さんは約100日。
経産婦さんは1~2ヶ月かかると言われています。

母乳育児が軌道に乗るとは、具体的にどんな状況でしょうか?

人によって判断は違うと思いますが、

  • 差し乳になってから
  • 授乳感覚があいてから
  • おっぱいの事ばかり考えなくなってから

と思う人が多いようです。

私の場合は、①おっぱいが差し乳の状態になること②分泌過多が収まることで、母乳育児が軌道に乗ったと思いました。

差し乳の状態
  • 普段から乳房があまり張らない
  • 授乳から時間が経過しても乳房がほとんど張らない
  • 赤ちゃんに吸われると、一気に母乳が分泌される

差し乳になると、夜間の授乳感覚が空いてもおっぱいがカチカチにならなくなり、日中授乳時間を忘れて3時間以上開くこともあります。

私は母乳の分泌が良すぎるくらいだったので、差し乳になってからも最初の頃は出すぎて子供たちがむせていました。
その後、授乳中にむせなくなり、落ち着いてきたなと思いました。

初産で3カ月、2人目の時に1カ月半くらいの時です。

母乳育児を軌道に乗せるまでの一般的な対応

頻回授乳

母乳育児はママ主導ではなく赤ちゃん主導です。
赤ちゃんが欲しがったらおっぱい。
途中で寝てしまったり、嫌がった場合はたとえ2~3分しか飲んでいなくてもすぐやめます。

出産後すぐの頃は、1日に10回以上の頻回授乳が必要な事が一般的です。

きの

つまり、授乳間隔は3時間よりも一般的に短いです。

私の場合、長女の新生児期の平均授乳回数は12回。
多い日は15回を超えることも。

15回の場合は、授乳の間隔が平均1時間半です。
授乳で20~30分かかるので、一日おっぱいとオムツ替えと寝かしつけしかして無くてもあっという間に一日が終わります。

頻回授乳になる理由

①消化のスピードが速い

母乳は消化が良く、すぐにお腹がすいてしまいます。
たとえ、15分前にあげていたとしても欲しがって泣くこともあります。

②一回に飲める量が少ない

頻回授乳は母乳の出る量だけでなく、赤ちゃんの吸い方が下手なことや、赤ちゃんの胃袋が小さくすぐにお腹が空いてしまうことが原因になっていることもあります(赤ちゃんの胃は、新生児でうずらの卵くらい、1ヶ月児で普通の卵くらいと言われています)。

③疲れてすぐ寝てしまう

母乳はミルクみたいに簡単に出ません。
吸ってから出てくるまでにタイムラグがあります。
赤ちゃんが一生懸命吸っているうちに疲れて寝てしまい、実際はほとんど飲めていない事があります。

また、おっぱいを吸う事が入眠儀式になってしまい、ほとんど飲まないまま寝てしまうという事もあります。

④時間帯によっても母乳の分泌量が違う

時間帯によっても母乳の分泌量が違います。
睡眠をよくとった午前中は比較的出ることが多く、ママが疲れてきた夕方から夜にかけては母乳の分泌量も減ります。

夜間授乳

新生児~2ヶ月くらいまでの低月齢の赤ちゃんは夜も変わらず頻回授乳です。
空けても3時間までです。
赤ちゃんによっては生後1~2カ月で夜間授乳の感覚が空いてくる子もいますが、母乳育児が軌道に乗るまではあまり長時間感覚が開かないようにしましょう。
長時間開けてしまうと、おっぱいがカチカチに張って乳腺炎のリスクが高まります。

ママのおっぱいが軌道に乗って、長時間感覚が開いても大丈夫そうで、体重も順調に増えているのであれば、3ヶ月頃の赤ちゃんでも起こしてまで授乳しなくても大丈夫です。

おむつ替えはおしっこだけなら毎回変えなくても大丈夫です。
うんちや、おむつかぶれしている時などは別ですが、おむつを交換することで赤ちゃんの目がさえてしまい、眠れない原因にもなります。

今のおむつは高性能で「朝まで安心」や「12時間吸収」となっているものも多く、おしりが蒸れない様にできています。
夜、おしっこが漏れてしまったり、パンパンで気になるとき、赤ちゃんがぐっすり寝ていて変えても大丈夫そうな時などママの判断で臨機応変に対応してください。

授乳方法

新生児期から3ヶ月頃までは左右のおっぱいをまんべんなく吸わせてあげましょう。
じゃないとおっぱいのトラブルが多くなります。
一般的には右5分、左5分、右5分、左5分で合計20分を推奨している病院が多いと思います。
特殊なおっぱいではない限りこの方法で大丈夫です。
分泌過多な人はこの方法だと母乳が作られ過ぎてしまうので注意が必要です。

なぜ5分ずつかというと、新生児期の赤ちゃんは体力もなく吸うのも下手なので、片方を10分も吸わせてしまった時に疲れて眠ってしまい飲めないなんてこともあるからです。
そうすると吸わせれなかった方が6時間も間隔が空いてしまう事になります。
6時間も生んでまもないおっぱいを放置しておくのは乳腺炎のリスク大!
めちゃくちゃ怖いです。

赤ちゃんによっては5分で眠ってしまう子がいます。
その場合、3分で次のおっぱいに切り替えてみて、大丈夫だったら4分。
4分が大丈夫だったら5分をもう一度試してみて、寝てしまったら4分が妥当かなと、とにかく両方のおっぱいをまんべんなく吸わせられるように、片方のおっぱいの時間を考えるといいでしょう。

5分×5分の2セットする理由は、その方が赤ちゃんが楽に飲めるからです。
片方5分している間に反対側のおっぱいも同時に準備ができます。
そこで切り替えるとおっぱいがすぐ飲めて、また反対のおっぱいの準備ができます。
体力がついてきて、10分ずつ眠らずに飲めるようになってくると、それでも大丈夫ですが、途中で枯れてくるので、あまり出てこないおっぱいを一生懸命吸います。
こまめに切り替えて飲ませてあげた方が、量にはつながりますし、赤ちゃんは楽です。

これ、赤ちゃんは楽ですがママは大変です。
最初のころは赤ちゃんも授乳が下手で簡単にパク!なんて咥えてくれないですよね。
首も座ってない頭を支えて、いいポジション、いい咥えさせ方をせるためにめちゃくちゃ時間がかかります。
数十分格闘してやっと痛くなく、深く咥えさせられて、飲み始めたと思ったらもう5分…
せっかく咥えさせられたのに外して、またもう一回咥えさせるまでやらないといけない。
そのまま飲ませておきたいと思うのがママです。

一苦労なんですが、赤ちゃんが円滑に飲むという事と、おっぱいトラブルを回避するためには3ヶ月くらいまでの間は両方のおっぱいをまんべんなく吸わせることが大切です。
体力の無い子は5分×5分の1クール終了でもOK。
3分×3分の2クール終了でもOK。
下手したら3分×3分の1クールで終了でもOK。
片方で寝て終わってしまうのは授乳時間が長すぎるという事ですので、赤ちゃんの様子を見て分数を決めていけば大丈夫です。
とにかくまんべんなく両方のおっぱいを飲ませてあげることが大事です。

できるだけおっぱいの量をキープしたかったら、3ヶ月までは最低でも1日10回は授乳できるように、一回の授乳時間が短く3時間も開けなくていいので、こまめに授乳しましょう

乳腺炎とは

乳腺炎とは産後3か月までに10人に1人全授乳期間では3〜5人に1人と、多くのママが経験する疾患です。
おっぱいがガチガチに張ってしまい、痛みと高熱で風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ)に寒気)が出てきます。

対処法はとにかく頻回授乳をして吸ってもらう事ですが、最悪の場合切開をする人もいます。
乳腺炎の予防法は「正しい姿勢で、赤ちゃんにおっぱいを飲みとってもらうこと」

おっぱいにしこりのようなものが出来たらつまりかけている可能性があるので、赤ちゃんのあごをしこりがある方に向けて授乳してください。

コロナ禍の今、発熱があるとコロナウイルスの感染を疑われて乳腺炎かもしれなくてもなかなか受け入れてもらえない事もあるそうです。
どんなに気を付けていてもなってしまう人もいますが、授乳間隔をあけるとなってしまいやすいので、産後3ヶ月までは3時間以上授乳間隔を開けないようにしましょう。

おっぱいは切れやすい

最初の頃は赤ちゃんが吸い付くのが下手な上に、おっぱいも固く伸びが悪いので傷つきやすいです。
意外とあるあるなのが授乳時の激痛…

切れたり、血豆が出来たり、赤ちゃんにかまれたり…

きの

私も激痛で震えながら授乳したことがあります。

大事なのはしっかり保湿をすること。
保湿したまま授乳できる方がいいので、赤ちゃんの口に入れても問題ない物を使います。
私は乳首専用の軟膏「ピュアレーン」を使用していました。
産後すぐ、ヒリヒリして痛かったときは「ピュアレーン」を塗ってラップでパックして乗り切りました。

噛まれて傷になったときは赤ちゃんのあごが当たる位置が強い力がかかるので、授乳体勢を変えて痛くない位置から吸ってもらったり、極力傷ついた方は休ませて大丈夫なほうだけで授乳していました。
傷がついている状態で吸わせると裂けて余計大変なことになってしまうかもしれませんしとにかく痛いので、極力搾乳などで乗り切る方法をおすすめします。

浅く加えさせたり、抜くときに引っ張ると切れやすいので授乳をするときには、乳首だけでなく乳輪までしっかりくわえさせましょう。
抜くときは無理に引きはがさないで、指を入れて外すようにしましょう

母乳分泌過多(おっぱいが出過ぎる時)の対処法

私は母乳が出すぎる、母乳分泌過多で悩んでいました。
授乳を始め、しばらくするとツーンとした催乳感覚があり、吸わせているおっぱいの反対側からも母乳がボタボタ垂れてきます。

母乳パットとタオルは必須でした。
これがないまま授乳を始めると大変なことになります。
多い時は母乳パットが一回でぐっしょりになるほどで、うっかりつけるのを忘れていた時は服がびちょびちょになります。
おっぱいも勢いよく出ているので、赤ちゃんは毎回むせて、ひどい時はそのまま母乳がピューっと水鉄砲みたいに飛んで顔にかかるほどです。

おっぱいが出なくて悩む人からすると贅沢な悩みかもしれませんが、おっぱいが張って痛く、乳腺炎のリスクが高かったり、赤ちゃんが飲みすぎてしまい授乳中にむせたり、吐き戻しが多くなったりと、また違った大変さがあります。

母乳過多のサイン

  • 吐き戻しが多い
  • 授乳中に赤ちゃんがせき込む
  • のけぞったり暴れたりしておっぱいに吸着し続けることが困難
  • 授乳のときに赤ちゃんの口から母乳があふれ出る
  • 母乳の分泌はいいのに赤ちゃんの体重増加が緩やか

おっぱいの出が良すぎることによって、赤ちゃんが直接飲む際に、むせたり、咳き込んだり、乳房に吸着し続けることが困難なことがあります。
また、直接飲めた時でも、大量の母乳と空気を一緒に飲みこむことになるため、吐き戻しやお腹にガスが溜まりやすくなるという問題があります。

長男はげっぷをするのが苦手で、とにかく吐き戻しが多く、ガーゼは20枚。
新生児服は10枚以上でしたが洗濯が間に合わない事も。

長女は授乳のたびに急にのけ反り、むせてせき込み、ひどい時は鼻からも出るほど…毎回ゴメンねと申し訳ない気持ちになっていました。

また、長女は1日に約12~15回と授乳回数が多く、母乳は多く飲んでいるはずなのになぜかすぐに飲みたがるという矛盾した状況に…調べてみた結果、

母乳分泌過多になると、満腹感を得られやすい脂肪分を含む母乳を赤ちゃんに飲ませにくくなるそうです。
というのも、母乳の脂肪含有量は、おっぱいが空に近づくにつれ高くなります。
飲み始めの頃の母乳には、脂肪分よりもラクトースと呼ばれる糖が多く含まれます。
母乳分泌過多になると赤ちゃんが母乳を最後まで飲み切れなくなるため、満腹感を得られやすい高脂肪の母乳は飲めず、すぐにお腹が空き授乳間隔が短くなることに。
また、脂肪分の多い母乳を飲めないことで、体重増加が緩やかになることがあるそうです。

体重増加に関しては長男は確かに緩やかでしたが、長女は関係なく、母乳だけなのにすごく増えていました。

第1子(長男)

第2子(長女)

※体重のグラフでガクッと下がっている原因は、普段服を着て測っているので、産院などで裸で測ったときには服の分体重が落ちてます。

分泌量を少なくする方法【片乳授乳】

5×5の2セット、合計20分をで授乳して、授乳間間隔3時間以上開けない事を一般的には推奨されていますが、これをすると分泌過多の人は母乳が作られ過ぎて大変なことになってしまう事があります。

母乳は無くなった分だけ作られます。
10割ある母乳のうち、8割減ったらなくなった分の8割を作ります。
10割ある母乳のうち、2割減ったらなくなった分の2割を補填するために2割だけ作ります。
ある程度貯めている方が、分泌量は減ります。

乳腺炎になるのが怖いからとどんどん授乳をして、10割のうち全部出してしまうと、体は「あれ?おっぱいが足りてないみたいだ。どんどん作れー!」と勘違いしてしまい、余計に作ってしまいます。
おっぱいを柔らかい状態にキープしておく事が、分泌過多にさせていく原因になります。

ちょっと張っているくらいの感じでおいといた方が分泌量の調整になります。
あんまりにもパンパンに張ってしまい、もう少し授乳量をコントロールしたいという人には、片乳授乳という方法があります。

しかし、これは下手をすると乳腺炎の危険にもなりうるので、心配な人は助産院や母乳外来でフォローしてもらいながらやる方がいいと思います。

片乳授乳のやり方

片乳授乳とは、
片側だけで授乳する時間を長くすることで、反対側のおっぱいにパンパンになってる状態を経験させることによって分泌量を調整していくという方法です。

例えば右での授乳を始めたら、6時間くらいの間は右だけを何回でも授乳させます。
右だけ授乳した状態で6時間経ったら、今度は反対に切り替えて次の6時間は左だけを授乳させます。

6時間が目安ですが、人によっては6時間は長くて、5時間ぐらいでダメな人もいるし、それでも長くて4時間という人もいます。
ここは自己判断では難しいかもしれないので、心配な人はおっぱいの専門家に相談してみてもらった方がいいかもしれません。

実際に2ヶ月頃に片乳授乳を始めて、1~2ヶ月経つと胸の張りが収まり、毎回むせながら飲んでいた娘がむせなくなりました。

実際にやっていた日のスケジュールがこちら

00:55 左7分
03:31        右7分
05:34 左7分
08:33 左8分  +  右4分
11:04        右5分
13:12 左10分
17:00 左6分  +  右3分  
19:07        右10分
19:44 左22分        
23:33        右15分

スケジュール

私の場合は、きっちり測っていませんでしたが、10回/1日で大体4.5時間おきでした。

基本的には欲しがったらあげていて、夜も泣いて起きたらあげるようにしています。
飲ませる時間にばらつきがあるのは赤ちゃんが嫌がったらやめていたので、気分で飲む量が変わっています。

おっぱいがかなり張って怪しい時にはもう片方も少し飲んでもらっていました。
また、就寝前は本来ならばもう一度右ですが、たまに朝方まで爆睡してしまい、授乳間隔が10時間とか空いてしまう事が多いので左に切り替えています。

注意点はとして、おっぱいが軌道に乗るまではしない方がいいという事です。
初産婦さんで100日。
経産婦さんで1~2ヶ月。
それくらいまでは授乳間隔を3時間以上開けないように、赤ちゃんが欲しがっていなくても飲んでもらった方がいいです。
産んで間もないころは際限なくおっぱいを作りすぎてしまうので、授乳間隔が空いてしまうと危ないからです。

母乳の量は足りてる?不安になったときに確認すること

基本的には、
「よく泣いてるなー」
「赤ちゃんがにこにこしててかわいいなー」
「今日もバタバタよく動いてるなー」
ママから見て元気そうなら問題ないです。

それでもやっぱり母乳の量が足りているか心配になる時もありますよね。

母乳が足りているかどうかは、

機嫌や赤ちゃんの体重増加量、尿やお通じの回数
などを参考に判断してみてください。

【一日あたりの体重増加量の目安】

  • 生後0~3ヶ月:25~30g
  • 生後3~6ヶ月:15~20g
  • 生後6~12ヶ月:10~15g

あくまで目安なので参考程度に。

日によって飲む量、増える量は違うので、毎日測る必要はありません。
気になる場合は1~2週間に一度測ってみて、一日当たりの増加量を計算してみてください。

母子手帳の一部に子供の成長曲線のグラフがあります。
そこには100人いたら94人がグラフの中に入り、上に2~3人、下に2~3人はみ出るそうです。
なのでグラフからはみ出ているから問題があるわけではありません。
はみ出ていたり、中央からずれていてもグラフの線が右肩上がりで順調に増えていればなんの問題もないそうです。
気になる方は測った数字を書き込んで確認してみてください。

母乳育児で育った赤ちゃんの成長曲線

母子健康手帳に描かれている成長曲線は、厚生労働省の調査によるものです。
このグラフには、母乳育児の赤ちゃんだけでなく、ミルクだけの赤ちゃん、母乳とミルクの混合の赤ちゃんと、さまざまなタイプの赤ちゃんが含まれています。

桶谷式に通っていた時にもらった冊子によると、母乳だけで育った赤ちゃんは男女共に身長・体重は厚生労働省の値より小さめですが、頭囲や胸囲は男女共に差がなく、どちらかというと大きいくらいであることがわかりました。
これは、母乳で育っている赤ちゃんの中枢神経や臓器の発育がいいことを示していると思われます。
そして体全体が引き締まって、多少小柄でも、しっかりとした体つきをしている特徴があるといえそうです。

赤ちゃんの体重や身長の増え方には非常に個人差があります。
生まれたときの体重にしても2500gの赤ちゃんもいれば、3500gを超えるような赤ちゃんもいますよね。
ひとりひとり違うのですから、成長のスピードもまったく違うものです。

あまり数字にとらわれずに、その子なりの成長スピードがあるのだなと、思い成長を見守ってあげてください。

母乳が足りている場合の尿と便の目安

  • 尿:1日6~8回、色の薄いおしっこが出る
  • 便:1日3回以上うんちが出る(生後6週目ごろまで)

1日に5回以下、もしくは6時間以上出ていないとおしっこの量が少ないと判断するそうです。

その場合、母乳が足りていない可能性があるので、授乳頻度を見直す必要があります。
特に夏場の暑い時期は脱水にならないためにもしっかり確認してあげましょう。

(参考)赤ちゃんが頻繁に泣く!?おっぱいが欲しい以外の理由

上記が問題なく、母乳が足りてそうなのに赤ちゃんが頻繁に泣いて授乳が増えてしまう時は他の要因があるのかなと思います。

おっぱいが欲しい以外の泣く理由
  • うんちが出なくてお腹が苦しい
  • オムツが汚れてて気持ち悪い
  • げっぷが出ない
  • 眠たい
  • 具合が悪い
  • かゆい、いたい
  • 明るい、うるさい
  • 暑い、寒い
  • 甘えたくて抱っこしてほしい
  • 遊んでほしい
  • とりあえず泣きたい

言葉が話せない赤ちゃんにとって、泣くことが唯一のコミュニケーションです。
ほんとに些細なことでも泣いて表現します。

泣き方がいつもと違く、ママが不安になるほど激しく泣くようならばどこか具合が悪いのかもしれません。

きの

泣く=お腹がすいたではないので、体重増加やおしっこの数が問題が無ければ、
泣いているからと言っておっぱいが足りないかもと不安に思う必要はありません。

それでもやっぱり母乳が足りているか不安…という人は一人で悩まず、お医者さんや助産師さんにに相談すると良いでしょう。

おわりに

職場復帰やお母さんの体調、赤ちゃんの問題などで、母乳で育てられない事もあります。

周りから母乳育児を推奨されるあまり、混合栄養(母乳とミルクの併用)やミルクへの移行に罪悪感を持ってしまうお母さんもいると思います。

今のミルクはとても優秀で、母乳の成分や味もとてもよく似ていて、赤ちゃんが元気に育つために必要な栄養がしっかり入っています。
消化もすごくよくなっているので、昔みたいに3時間以上開けなきゃいけないなんて事はないそうです。
母乳であってもミルクであっても赤ちゃんが元気にすくすく育ってくれればなんの問題もないと思っているので、母乳育児だけにこだわる必要はないと思っていますが、母乳育児をしたいママ達の力に少しでも慣れれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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